今日は雨降る中、世田谷・千歳船橋まで出掛けてきました。

その目的は、トトラボ ・薬学博士である村上志緒さんの「植物のカラダのカタチ」という講座を受講するためです。

アロマテラピーで使用する精油も、フラワーエッセンスも、それぞれ植物のジェスチャー（形や色など）が、そのものの個性（作用特性）につながっている事が多くあります。

特にフラワーエッセンスではエッセンスになっている植物自体を知ること、理解するために植物観察を通して植物と自分との関わりを育くむ事が大切ですので、わたしも植物観察のための散歩に出たり、植物園（時には山にも！）に出掛けたりしています。

今回の講座は、植物全体の構造と成り立ちを学ぶ内容ということで楽しみにしていました。

今日の内容で印象的だったこと。

・光を分かち合って生きている植物

植物の成長には光が欠かせない要素ですが、個々の葉にまんべんなく適度に光が当たるよう、葉への光の当たり具合（入射角）を自然に調節して、生きるための資源を分け合って生きている。

＊このお話を聞いたとき、とても優しい穏やかな気持ちになりました。競争社会の今の人間界も見習いたい部分と思います。

・命を守るためにその時々で成分を調整する植物

キリンの好物アカシアは、食べられすぎて命が危うくなると、フェノール・タンニンをそれ以前よりも多く出し、味を苦くしてキリンが食べられないように成分を調整して、命をつないでいく。

＊植物の防衛手段といえば、嫌な虫を寄せ付けないために忌避のための香りを発したりもありますよね。この他にも色々ありそう。

・植物のカラダの基本構造

根系とシュート系の2種類の単位をもとに生きている。

基本構造についてのレクチャーの後、会場周りの植物観察。楽しいフィールドワークです。

こちらの会場は、古いマンション（昔の市営住宅風）の一室なのですが、なんとマンション全体がパーマカルチャー（持続可能な生活環境）を施策していて、緑がいっぱいの場所なのです。→たぬき村

今日は特別にマンションお隣の一軒家の広い庭を散策させて頂き、多くの植物を観察させていただきました。（スミレが群生していてとても可愛かった～）

観察の後は室内に戻り、気になった植物をスケッチしながら観察します。

私が今回スケッチしたのは、（おそらく）2輪草。

キンポウゲ科なので、バッチレメディのクレマチスと同じ科です。

葉のつき方が特徴的、側芽から伸びる性質を見付けたり、上からのぞいて見てみたり。

水に入れていないとすぐしおれる、葉の間隔が開いていて涼しげな印象。

→家に帰ってきて調べてみたら、水場の近くが好きな植物で、学名のAnemoneflaccidaから「風の花」と言われるそう。これをエッセンスにしてみたら・・・などと想像が膨らみます。確かにクレマチスと似ている要素があります。おもしーい。

スケッチ＆植物観察の後は、参加者みんなで感じた事などをシェア。

人と植物の関わりを聞くのはとても楽しい時間です。

とブログに書きながらまとめてみましたが、まだ学んだ事を消化しきれていません。これから復習します（＾＾）

こちらの講座は今回を初回として今後も月1回行われるそうです。単発受講もOKとのこと。

私も仕事が入っていない月はまた参加したいと思っています。植物好きな方は楽しいと思いますよ。

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